「夢みなみ」との合併協議再開せず JA東西しらかわが方針

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 県南3JAが合併したJA夢みなみの誕生から1年3カ月が経過する中、合併に加わらなかったJA東西しらかわ(白河市)の沼野謙一専務は16日、福島民友新聞社の取材に応じ「今のままの方が組合員の個別のニーズに対応しやすい」として、合併協議を当面再開しない方針を明らかにした。東西しらかわは組合員の利便性向上や物流・管理の効率化を狙いに本店を白河市の表郷庁舎から棚倉町の旧京セラ福島棚倉工場に移す計画で、沼野専務は「将来に向けた基盤づくり」としている。

 夢みなみの誕生は、経営基盤の強化や震災と原発事故で被災したふたば、そうま両JAの全県規模での支援などを目的とした県内JA再編の一環。東西しらかわはすかがわ岩瀬、あぶくま石川、しらかわとの合併を目指して県南JA合併推進協議会に参加したが、「新JAの事業計画の検討が不十分」などとして2015(平成27)年9月に合併延期を要望。その後、合併を取りやめ、3JAが昨年3月に先行合併した。

 一方で、3JAは「最終的に4JAで合併できる道を残しておきたい」として協議会を存続させているが、協議会はその後、開催されていない。夢みなみの橋本正和組合長は「東西しらかわから話があれば合併協議に応じるが、夢みなみから合併を働き掛けることはない」と述べた。