広域バス、新たに「3路線」 福島県、18年4月までに運行開始

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 東京電力福島第1原発事故で避難指示が出た12市町村に帰還した住民の交通手段となる広域バスについて、県は来年4月までに、新たに3路線の運行開始を目指す。詳しい経路や停車地点は今後となるが、「川内―小野」方面と「南相馬―医大」方面を年度内に、「富岡―川内」方面を来年4月にそれぞれ運行する。

 避難指示が解除された地域は、原発事故の影響で生活環境が十分に整っておらず、避難指示解除や商業施設の開設など、復興の進展に応じた地元市町村の要望を踏まえ、運行路線を充実させ、利便性向上につなげる。3路線ともバス会社が1日3往復以上運行する見通しで、県は今後、国やバス会社と協議する。

 「川内―小野」方面は、川内村から小野町の小野高や公立小野町地方綜合病院、商業施設などへの移動手段となる。両町村の包括交流連携協定を踏まえ、新たな交流人口の拡大も図る。

 「南相馬―医大」方面は、南相馬市から福島市の福島医大への直行路線としての運行を目指す。同市の地域公共交通網形成計画に位置付けられている。

 「富岡―川内」方面は、震災後運休している路線の再開となる。川内村から富岡町のさくらモールとみおかや、広野町のふたば未来学園などへの移動手段として利便性を向上させる。

 広域バスを巡っては今年4月1日から「いわき―富岡線」「船引―葛尾線」「船引―川内線」の3路線が運行されている。

 23日に開かれた6月定例県議会で太田光秋議員(自民党、南相馬市・飯舘村)の代表質問に内堀雅雄知事が答えた。