富岡川に避難解除後初の「アユ」放流 古里の河川再生を願う

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避難指示解除後、初めて富岡川へアユを放流する住民ら=23日午前、富岡町

 富岡川漁協は23日、富岡町の中心部を流れる富岡川に約1万2000匹のアユを放流し、郷土に豊かな恵みをもたらした河川の再生を願った。東京電力福島第1原発事故による避難指示解除後、アユの放流は初めて。

 町内の自宅や避難先から組合員や町民ら約30人が集まり、宮本皓一町長や塚野芳美町議会議長と一緒にバケツに入れた体長約10~15センチのアユを放った。国の指示で富岡川のアユは出荷停止が続いているが、猪狩弘道組合長は「震災前のように多くの釣り客でにぎわうまで環境回復に力を入れたい」と意気込みを語った。

 同漁協は2013(平成25)年、全町避難が続く中で3年ぶりにアユを放流した。イワナやヤマメ、サケも川に放しており、生態系の保全に努めている。