自転車の旅で誘客 会津で外国人向けツアー、隣県との広域圏活用

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会津路でサイクリングを楽しむ参加者たち=11日、下郷町・大内宿

 福島県は11日、会津でインバウンド(訪日外国人誘客)に向けた自転車ツアーを実施、外国人らが自然豊かな会津路を楽しんだ。自転車人気に着目した広域ツアーの第1弾で、県は今後、本県と茨城、栃木両県とのFIT(フィット)圏内の観光地を巡る外国人向けの"自転車旅"を展開、震災後に落ち込んだインバウンドの回復を目指す。

 ツアーは栃木県那須町から会津若松市に向かう4泊5日の行程。台湾の自転車協会関係者ら約15人が参加した。11日は自転車と一緒に乗れる会津鉄道を利用、下郷町の塔のへつりや大内宿、会津若松市の鶴ケ城へのサイクリングを満喫した。

 県は今後、県南を含むFIT地域での初中級者向けツアーや紅葉をテーマにしたツアー、東北縦断ツアーなど、各地を自転車で巡る宿泊滞在型のツアーを企画している。タイや中国語圏、英語圏など自転車人気の高い国・地方を中心に自転車旅のコースを10本以上つくり、ウェブサイトで発信する。外国人旅行者の多い日光市と本県を連動させたコースなど茨城、栃木両県との連携でより効果的に人を呼び込む狙いだ。

 観光庁によると、昨年本県を訪れた外国人宿泊者数は前年比41%増の延べ7万9720人で全国42位。震災前の約8割まで回復したが、全国の外国人宿泊者数は震災前の約2.5倍に伸びるなど全国でインバウンドが好調な中、県はさらなる誘客策が必要とみている。