「決済システム」共同開発 会津大OBの技術を採用

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カンボジア国立銀行に採用されたブロックチェーンの開発に携わった鍛さん(左)と五十嵐さん

 東京・ソラミツとカンボジア国立銀行

 ネットワークで結ばれた複数のコンピューターが取引を記録する技術「ブロックチェーン」を使った事業を展開するソラミツ(東京都)は25日までに、カンボジアの国立銀行と、会津大OBの同社社員らが作ったブロックチェーンを活用した新たな決済システムの共同開発を始めた。

 国立銀行は、既存の電子決済とは別に、処理速度の速い決済システムの整備を模索。数社の中からソラミツの技術を採用した。同社によると、海外の銀行で日本企業のブロックチェーンが使われるのは初めてという。

 同社によると、ブロックチェーンは参加者全員で取引を管理・監視することで安全性が保たれ、サーバーを使った管理システムに比べてコストを抑えられる利点があり、近年、仮想通貨などに使われていることが多いとしている。

 一方で、国の高度な機密情報を扱うには、誰もが自由に監視できるブロックチェーンは適していないが、同社のブロックチェーンは特定の人物のみが取引記録を監視できる。さらにデジタル決済などの取引データの処理スピードが速く、一度に数千件の取引ができるという。

 同社のブロックチェーンは、会津大で始まった地域通貨「白虎」にも使われており、開発には会津若松市にある会津若松支社長で同大OBの鍛哲史さんと、同じくOBの五十嵐太清さんらが携わった。

 今月から国立銀行の関係者が会津若松支社で共同開発を進めている。