「モモ」出荷最盛期に『助っ人』登場 福島県外から学生200人

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モモの箱詰め作業をする学生=7日、桑折共選場

 モモの主力品種「あかつき」の出荷が最盛期を迎える中、JAふくしま未来伊達地区本部の五つの共選場で今年も県外の学生が出荷作業に協力、生産農家の負担軽減に一役買っている。

 東京農大の東日本支援プロジェクトの一環。同大の後藤逸男名誉教授、宮城大の三石誠司教授の協力で学生約200人が参加し、4~12日に桑折町などの共選場でモモやキュウリの選果や箱詰めを行っている。

 同JAの担当者によると、モモの出荷の最盛期になると、1日当たり最大で5キロ箱6万ケースを出荷するため、5共選場で約800人が必要という。アルバイトを募集して対応してきたものの、10年ほど前から思うように人が集まらず、生産農家が作業に加わってきた。作業が真夜中まで及ぶこともあり、早朝からモモの収穫に当たる農家にとって大きな負担となっていた。

 学生の支援が始まったのが2015(平成27)年で、3年目を迎えた。桑折町の桑折共選場で7日、箱詰め作業をした東京農大1年の白鳥日南子さん(18)は「モモがどのように生産、出荷されているのかを知りたい」と参加。「大変だが、周りの人たちが気さくで楽しい」と笑みを浮かべた。選果作業をした同大1年の戸部広崇さん(18)は「力になれていると思うとうれしい」と話した。

 同JA伊達地区本部の高橋弘営農経済担当部長は学生の協力に感謝しながら「生産、出荷の過程を見てもらうことで福島のモモを応援してもらえたら」と風評払拭(ふっしょく)の効果も期待した。

 学生は13日にモモの収穫体験を行う予定。