野山で構うな危険!毒ヘビ・ヤマカガシ 福島県内にも多く生息

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 夏の行楽シーズンを迎え、キャンプなどで野山に足を踏み入れる機会も増えることから、県は毒ヘビのヤマカガシに対する警戒を強めている。ヤマカガシは、毒を持たないアオダイショウなどに比べ攻撃性は弱いことから、県は「どこにでもいるヘビ。余計な刺激を加えないでほしい」と注意を呼び掛けている。

 ヤマカガシを巡っては兵庫県伊丹市で7月末、男児(10)がヤマカガシとみられるヘビに手首をかまれて一時、意識不明となる事故があったばかり。ヤマカガシは県内でも数多く生息。これまで被害が確認されたことはないものの、夏休みで子どもなどがヤマカガシの好む水辺に近づく機会が多いことから被害を懸念している。

 県によると、ヤマカガシの模様や色は地域によって異なり、県内に生息するのは赤や緑、黄色などまだら模様。

 体長は約70センチ~1.5メートルで奥歯が毒牙となっている。カエルを好物としている。県の担当者はヤマカガシについて「捕まえたり、誤って踏んだりしない限り、それほど危険ではない」と解説。「ヘビは捕獲されれば、本能的に命の危険を感じて人に向かってくる。手出ししないことが大事」としている。

 「かまれたら病院受診を」

 福島医大救急医療学講座の伊関憲教授は「ヘビにかまれたら医療機関を受診することが大事だ」と呼び掛ける。

 伊関教授によると、県内に生息する毒ヘビはマムシとヤマカガシ。マムシは攻撃性が高く、かまれると腫れるという特徴がある。一方、ヤマカガシは臆病な性格で、こちらからいたずらをしたりしない限り、かまれるケースは少ないという。

 その上で伊関教授は「ヤマカガシにかまれた後に頭痛や歯茎からの出血があれば毒が回った証拠。マムシと違ってかまれるケースはまれだが、重篤な症状になることもある。かまれた際は医療機関に行くことが大切」としている。