富岡で7年ぶり夏祭り 踊りの輪に町民感慨、思い出胸に刻む

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
7年ぶりの夏祭りで踊りの輪を広げる参加者=富岡町・富岡一小

 東日本大震災から6年5カ月となった11日、東京電力福島第1原発事故による避難指示が帰還困難区域を除いて4月に解除された富岡町で7年ぶりに夏祭りが開かれた。町内や避難先から多くの町民が集まり、盆踊りや打ち上げ花火などを楽しみ、古里で過ごす夏の思い出を胸に刻んだ。町内の各種団体でつくる実行委の主催。

 「やはり富岡はいい。地元でまた夏祭りができるようになってうれしい」。避難先のいわき市から訪れた男性(28)は、母校の富岡一小校庭に組まれたやぐらを笑顔で見つめた。小、中学校時代の同級生約10人が久しぶりに顔を合わせた。「夏祭りの復活は次につながる。続けていけばもっと盛り上がるはず」と期待した。

 震災の犠牲者の追悼や被災地再生への思いを込め花火を打ち上げる「LIGHT UP NIPPON」の協力を受け、約1500発の花火が打ち上げられ、復興へと向かう町の夜空に大輪の花を咲かせた。

 会場には露店が並び、浴衣をまとった子どもたちの姿も目立った。富岡、浪江、川内各町村のよさこいチームが熱気あふれる演舞で祭りに花を添えた。

 盆踊りでは地元の小浜風童太鼓による演奏に合わせ、参加者が幾重にも踊りの輪を作った。