誤算...夏らしくない夏 このまま終わるの?海水浴客は2万人減

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ことし、7年ぶりの再開となったが、雨や波の影響で海水浴客の入り込みが少なかったいわき市の薄磯海水浴場=15日

 「このまま夏が終わってしまうの?」。8月も半ばを過ぎたが、中通りと浜通りの各地ではどんよりとした雲に覆われた日々が続く。いわき市の海水浴場は、天候に恵まれないまま、15日で開設期間を終了した。県内の海水浴場関係者や農家らは「夏らしくない夏」への恨み節や懸念を口々に語った。

 「7年ぶりの再開で期待が大きかったが、夏らしい天気の日がほとんどなかった」。いわき市の薄磯区長で、海の家を営んでいた鈴木幸長さん(64)は残念そうに語る。

 県内随一の海水浴客を誇った薄磯海水浴場が震災後初めて、7年ぶりに開設され、海水浴客増が期待された今シーズン。しかし同市によると、7月15日~8月15日の32日間の開設期間中、四倉、勿来、薄磯の3海水浴場の入り込み客数は速報値で約4万6000人。四倉、勿来両海水浴場だけだった昨年の約6万7400人から2万人以上も減少した。

 同市観光事業課の星貴史さん(34)は「特に週末に天候不順が多かった。悔しいが天気だから仕方がない。来年以降に期待したい」と語った。

 プールも人の姿まばら

 8月前半の日照時間の合計が平年の3分の1程度にとどまっている福島市。例年なら子どもたちでにぎわう森合市民プールも人の姿はまばらだ。職員の鈴木亮二さん(43)は「プールを開ける基準の水温22度を下回る日はないので通常通り開館しているが、8月の利用者は現時点で昨年より約5000人減。今年は異常だ」と不思議そうに話した。