福島県出身球児輝く 準々決勝に4人出場、夏の甲子園

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 第99回全国高校野球選手権大会第12日は20日、甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、仙台育英(宮城)盛岡大付(岩手)はともに敗れ、東北勢の初優勝は今大会も実現しなかった。

 準々決勝では、県外の強豪校に進んだ本県出身の球児たちがたくましく成長した姿を大舞台で輝かせた。

 広陵(広島)と対戦した仙台育英(宮城)の主将西巻賢二(3年・会津若松市出身)は「一人一人が実力以上のものを出し切った」と敗戦にも胸を張り「プロ志望届を出す」と、涙は見せず決意を語った。

 同じく仙台育英でこの日先発した佐川光明(同・泉中卒)は「苦しい時も仲間を見て自然と笑顔になれた。甲子園は最高でした」とすがすがしい表情を見せた。

 19日の大阪桐蔭戦で劇的なサヨナラ打を放った仙台育英の馬目郁也(同・磐崎中卒)はいわきリトルシニアで聖光学院の佐藤晃一と同級生。「聖光学院を倒した広陵に借りを返したかった」と悔しさをにじませた。また、震災直後からの思いを振り返り、「母親の支えが大きかった」と涙をこぼした。

 盛岡大付(岩手)の菜花友紀(同・平二中卒)は、花咲徳栄(埼玉)戦で代打で出場した。直球を渾身(こんしん)の力ではじき返したが中飛に倒れた。「自分のバッティングはできた」と勝負の一瞬に全力を尽くし、敗れても笑顔だった。