「ポリウレア」国内普及へ 郡山・環境技研が総代理店契約

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材料などに吹き付けることで強度が増す「ポリウレア」

 ビルのメンテナンスなどを手掛ける環境技研(福島県郡山市)は23日までに、耐久性などに優れているとされるコーティング技術「ポリウレア」の開発、販売を手掛ける米国のSPI社と、国内唯一の総代理店契約を結んだ。

 環境技研によると、ポリウレアは化合物のイソシアネートとポリアミンを化学反応させており、吹き付けると、すぐに固まるのが特長という。強度を上げられるほか、劣化しにくく、水や化学薬品に強い。さらにさまざまな材料に吹き付けることができる。

 SPI社は暴風雪に耐えられる石油や天然ガスなどを運ぶための管路の保護材として開発した。ポリウレアの可能性にほれ込んだ環境技研の松浦裕一社長がSPI社を訪問するなどして5月に契約を締結した。

 これまでに契約したことを知った国内の大手ハウスメーカーや化学メーカーなどから多くの問い合わせが寄せられているという。松浦社長は「(ポリウレアを)吹き付けるだけで強度を上げられる。修繕コストや時間も大幅に節約できる」と効果を強調する。

 9月18日に技術講習

 国内での普及に向け、同社は9月18日、郡山市でコーティング技術の講習会を開く。講習会を受講して認定を受けると、ポリウレアの利用が可能となる。

 橋やトンネル、水道管など社会インフラの老朽化が全国的に問題となる中、松浦社長は「コンクリートの崩落防止など、橋やトンネルのメンテナンスなども視野に入れていきたい」と話している。