『日本酒』『雪』で広域観光へ 3県合意、強み生かし観光誘客

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 本県と山形、新潟の3県は「日本酒」と「雪」の地域資源を活用した新たな広域観光振興策の検討に入った。全国新酒鑑評会で近年高い評価を受けている3県の強みを生かし、周遊観光ルートの開発や情報発信に連携して取り組むことで知名度を高め、海外も含めた観光誘客につなげる。7日、山形県米沢市で開いた3県知事会議で合意した。

 全国新酒鑑評会で金賞受賞数が5年連続日本一の本県と、鑑評会の入賞数が全国最多の酒どころ新潟、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)金賞受賞数4年連続1位の山形の地酒は国内外で高い評価を得ている。3県ではそれぞれ酒蔵巡りなどのイベントも盛んに行われており、新潟県と新潟大による「日本酒学」の創設など特徴的な試みも始まっている。

 雪については、各県での雪祭りやスキー場などの観光資源を有効活用する。本県では、スキー場や温泉を活用した外国人観光客向けの体験ツアーを企画するなど取り組んでおり、冬にスキーなどで本県を訪れる機会が多いオーストラリアや台湾、タイなどからの旅行者に人気を得ている。こうした各県独自の取り組みを効果的に連動させる。

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けて外国人観光客の増加が期待されることや、19年秋に予定されている新潟県全域と山形県庄内地域を対象とするデスティネーションキャンペーン開催も見据え、3県は今後、日本酒と雪の活用の具体策を検討する。

 提案した山形県の吉村美栄子知事は「雪祭りや日本酒は長い間各地で受け継がれてきた貴重な地域資源。今後の地域活性化への役割が期待できる」と述べた。

 会議ではこのほか、増設が進む「道の駅」の活用や、海外で人気が高い自転車によるインバウンドなどの面でも観光振興に向け3県で連携する方針を確認した。