「天王柿」再び京都へ 会津美里の渋柿、出荷再開2年目

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京都の商店へ出荷が始まった柿渋の原料「天王柿」=9日午後1時ごろ、会津美里町の共選場

 原発事故の風評被害に伴って取引が途絶え、昨年9月に6年ぶりの出荷再開を果たした会津美里町の渋柿「天王柿」の出荷が9日、町内で始まった。再開2年目の今年は昨年の倍の約60トンの出荷を目指している。

 天王柿は、休耕地対策として約30年前に栽培が始まった小ぶりの渋柿。町内の生産農家25戸などでつくる「会津高田天王柿生産組合」が生産し、震災前は約80トンを京都の柿渋製造販売会社に出荷していた。

 生産農家は取引中止後も柿の手入れを続けてきた。この日は町内の選果場で出荷作業を行い、第1便のトラックに約9トンを載せた。福田三郎組合長(64)は「生産面での課題は多いが、震災前の勢いを取り戻せるよう頑張る」と意気込む。