主食用米「天のつぶ」大幅増産へ 福島県が方針固める

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 福島県は、国の生産調整(減反)が廃止される2018年産の主食用米の作付けで、県オリジナル水稲品種「天のつぶ」を大幅に増産する方針を固めた。

 17年産の作付面積は5303ヘクタール。18年産では、これまでの目標6千ヘクタールを超え、7千ヘクタールの作付けを目指す。

 県によると、JA概算金に現れているようにコシヒカリの需要低迷で銘柄間の単価差は縮小。需要減少が続く主食用に対して、業務用の需要は全国的に伸びている。

 収量に優れ、業務用として高い需要がある天のつぶの増産が生産者の所得向上につながると判断した。

 天のつぶの増産分は、原発事故で避難指示の出た12市町村以外の地域の主食用米を削減する方針。15日には県水田農業産地づくり対策等推進会議が、18年産の作付面積を県全体で約千ヘクタール減らす仮目標を示し、正式な目標設定に向けて各地域と意見交換する。

 県は「18年産はコメ政策の大きな転換点。地域が真剣にコメづくりの在り方を考える機会にしたい」(水田畑作課)としている。