浪江町復興拠点に3地区 帰還困難区域の室原、大堀、津島

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 帰還困難区域を除き避難指示が3月末に解除された浪江町は12日、帰還困難区域で除染とインフラ整備を併せて行う「特定復興再生拠点」(復興拠点)の整備計画を含む計画の骨子案を町議会に示した。2018年から23年までに室原、大堀、津島の3地区で約500ヘクタールを整備、23年3月末までに避難指示を解除し、同4月からの帰還開始を目指す。

 複数箇所にわたって復興拠点を整備するのは浪江町が初めて。町内の帰還困難区域は約1万8千ヘクタールあり、復興拠点の計画面積は同区域の約3%に当たる。町は早ければ10月末に計画を国に申請する。馬場有町長は「計画を第1ステップとして、慎重に計画を練って引き続き復興に向けて進んでいきたい」と話した。

 町は復興拠点を帰還困難区域の復興に向けた第1ステージと位置付ける。その後の状況を踏まえ段階的に整備範囲を拡大する考え。

 計画では、3月末に避難指示が解除された区域に隣接する室原では家老地区を除いた区域、大堀では末森地区、町西部の山間地の津島は津島支所とつしま活性化センターを中心とする区域を整備エリアとしており、いずれも山林は除く。