国道114号が自由通行 浪江・6年半ぶり、自動車のみに限定

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帰還困難区域の国道114号を通り抜ける車両=浪江町室原

 政府は20日、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域内で通行を制限していた浪江町の国道114号などの通行制限を解除し、事故直後の2011年4月以来6年半ぶりに自由通行を再開した。住民や復旧・復興事業に携わる事業者などの利便性向上、町の復興加速が期待される。

 同国道は原発事故で半径20キロ圏が警戒区域に指定されたことに伴い、有人ゲートが設置され、町の事前許可を受けた住民や事業者以外は通行できなかった。

 通行制限が解除されたのは、国道114号の常磐道浪江インターチェンジ付近から浪江町に隣接する川俣町を結ぶ約27キロと、同国道に接続する相馬浪江線、原町浪江線の両県道の一部。

 防犯の観点から通行は自動車に限定。政府は防犯対策として枝道88カ所にバリケードを新設した。

 同日午前6時、川俣町側と浪江町側のゲートが係員によって開放された。馬場有町長は「自由通行によって、中通りとの人的・物的交流が盛んになる。防犯についても万全の対策を講じていく」と述べた。

 政府によると、通行が再開された同国道約27キロを時速40キロで走行した場合の積算被ばく線量は1.01マイクロシーベルト。道路車線上の空間線量の最大値は毎時5.53マイクロシーベルトで、平均は毎時1.85マイクロシーベルト。

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