室屋義秀選手「最終戦はスピード勝負」 年間王者へ決意を語る

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「最終戦はスピード勝負」と語る室屋選手

 レース専用飛行機の国際大会「レッドブル・エアレース・チャンピオンシップ」の第7戦ドイツ・ラウジッツ大会(16、17日)で今季3勝目を挙げ、総合2位に浮上した室屋義秀選手(44)=福島市在住=は21日、拠点とする福島市のふくしまスカイパークで報道陣の取材に応じた。年間総合優勝を懸けた最終戦は10月14、15の両日、米インディアナポリスで開催される。室屋選手は「トップ4人によるスピード勝負。通常通り飛ぶことが勝つ秘訣(ひけつ)かなと思う」と、平常心で最終決戦に臨む考えを語った。

 ―今季これまでを振り返って。
 「第2戦(米サンディエゴ大会)、第3戦(千葉大会)で優勝し、第4戦(ハンガリー・ブダペスト大会)も3位と良かった。しかし第5戦のロシア(カザニ大会)は0ポイントと苦しく、第6戦のポルトガル(ポルト大会)では機体トラブルが起きた。5、6戦が非常に苦しい中でのドイツ入りだったが、チームが成績に一喜一憂せずに準備したことが第7戦で実を結んだ。優勝はまぐれでは取れず、練習を含めた準備が一番良かった人が取れる。この福島の拠点で積み重ねてきたトレーニングの成果が出ており、地元の勝利だと思っている」

 ―年間総合優勝に向けた意気込みは。
 「第7戦で優勝できて首位と4ポイント差、総合優勝に十分届く圏内に戻ってきた。最終戦は戦略も何もなく、スピード勝負。トップ4人にチャンスがあるが、準備を整えて優勝を狙う」

 ―現在の心境は。
 「あまり盛り上がらないようにしている。日々やってきたことを積んでいって臨むしかない。最終戦は予選から1本ずつ大切に飛ぶ。最速のタイムが出せる機体をつくってきているので、その性能を引き出す。ドイツ(ラウジッツ大会)のような状態で、通常通り飛ぶことが勝つ秘訣かなと思う」

 ―10月1日、ふくしまスカイパークで子ども向けの教室に講師として参加する。
 「世界中で得たノウハウを地元福島に還元する機会。意欲のある子どもたちのキラキラした姿を見ると、自分も『こういう思いで始めたんだ』と思い出し、勇気づけられる。最終戦の直前にそうやってエネルギーをもらえるのはベストだと思う」

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