【戊辰150年・不朽の心】薙刀隊で力強さ表現、歴史を受け継ぐ

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
「会津の歴史をしっかりと受け継ぎたい」と語る葵高2年の(左から)渡部さん、古川さん、須藤さん。会津藩公行列では薙刀隊として出陣する =会津若松市・鶴ケ城

 戊辰戦争に立ち向かった会津藩の女性は多い。

 会津若松市で23日に行われる「会津藩公行列」には、会津若松市の「会津なぎなたスポ少」の女子中高生30人が「薙刀(なぎなた)隊」として参加する。葵高2年の3人は「会津の女性の力強さを表現し、若い世代から会津の歴史やなぎなたの魅力を発信したい」と意気込んでいる。

 幕末の会津を舞台にした大河ドラマ「八重の桜」主人公の新島八重は、鶴ケ城の籠城戦を戦い抜いた。古川初希さん(16)は大河ドラマをきっかけに中学1年からなぎなたを始めた。「会津の先人が命を懸けた誇りを若い世代が受け継ぎ、後世にしっかりと残さなければならない」と使命感を口にした。

 新政府軍との戦闘でなぎなたを手に壮絶な最期を遂げたのは、後に娘子軍と称される中野竹子だ。また、戦闘や籠城の邪魔にならないよう自害した女性、子どもも多く、全体で約230人とされる。須藤瞳さん(17)は「心には中野竹子のような気迫を持ちつつ、会津の女性のりんとした姿を披露したい」と語る。

 「ならぬことはならぬ」に代表する会津藩士の子弟への教え。現代も同市の子どもは日常の行動規範「あいづっこ宣言」として学んでいる。須藤さんは、当時の教えには今の感覚にそぐわない内容もあるとしつつ「現代でも十分通用する教え。会津人として心に刻み、生かしていきたい」と会津藩の伝統を見つめている。

 幕末に限らず会津は歴史の宝庫だ。渡部樹さん(16)は、歴史ある会津を誇りに感じるが「身近にあり過ぎてつい見過ごしがち」と振り返る。「時間の経過で歴史は薄れてしまうが、先人が血を流した戊辰の歴史は忘れてはならない」。

 若い世代にも歴史を後世に伝えようとする思いは芽生えている。(おわり)

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

【 選挙速報 】第48回衆議院議員選挙・福島選挙区