オオカミ信仰の資料発見 東北最多、飯舘で版木6枚見つかる

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
飯舘村の個人宅で見つかったオオカミが描かれたお札を刷る版木6枚

 飯舘村飯樋の個人宅から、オオカミが描かれたお札3枚とお札を刷っていた版木6枚などが28日までに見つかった。火災や盗難よけとして明治中期から後期にかけて使われていたものとみられる。福島、宮城両県のオオカミ信仰を研究している村田町歴史みらい館(宮城県)の石黒伸一朗副参事(59)によると、1カ所で6枚の版木が見つかったのは東北地方では最多という。

 お札と版木は、石黒さんが昨年11月から今年5月にかけて同村内で実施した調査で、個人宅の蔵から発見された。このほか陶製のオオカミ像やお守りも見つかった。個人宅では明治期に神道系宗教団体「神習教虎捕講社(しんしゅうきょうとらとりこうしゃ)」の活動が行われていたとみられる。

 村内では、オオカミの天井絵で知られ、オオカミをお使いとしている山津見神社が2013(平成25)年4月に全焼し、信仰の資料が失われた。石黒副参事は28日、村内で資料の概要を説明し、「今回新たな資料が見つかったことで、福島県北部のオオカミ信仰の解明につながる」と期待を寄せている。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

【 選挙速報 】第48回衆議院議員選挙・福島選挙区