柳津で『2人の巨匠』作品共演 「ムンク×斎藤清展」7日開幕

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特別企画展「ムンク×斎藤清展」の内覧会で、作品に見入る関係者=柳津町・やないづ町立斎藤清美術館

 会津坂下町出身の世界的版画家、斎藤清の生誕110年と没後20年の節目に合わせた特別企画展「ムンク×斎藤清展」が7日、柳津町のやないづ町立斎藤清美術館で開幕する。6日に内覧会が開かれ、関係者がムンクと斎藤清の名作の共演を楽しんだ。

 同美術館の主催、実行委と斎藤清画伯顕彰協議会の共催、福島民友新聞社などの特別協力。国立西洋美術館(東京都)や三重県立美術館などが収蔵するムンクの版画9点と、ムンクの影響を受けた斎藤清の版画60点を展示する。

 内覧会には内堀雅雄知事やムンクの出生地ノルウェーのトム・クナップスクーグ同国大使館参事官ら約120人が招待され井関庄一町長、目黒健一郎館長が会場を案内した。福島民友新聞社から五阿弥宏安社長が出席した。内覧会に先立ち式典で井関町長は「ムンクとの関わりを知ることでモダンや郷愁だけではない斎藤清の魅力を味わってほしい」とあいさつした。式典には斎藤清の親族の渡部久子さんも出席した。

 29日までで時間は午前9時~午後5時。会期中は無休で一般700円、高校・大学生500円、中学生以下無料。

 県立美術館では企画展「斎藤清からのメッセージ」

 県立美術館の企画展「斎藤清からのメッセージ」は7日、福島市の同館で開幕する。2部構成で、斎藤清の初期から晩年までの作品や資料約230点を展示する。12月10日まで。

 同美術館の主催、斎藤清画伯顕彰協議会の共催、福島民友新聞社などの特別協力。第1部では、油絵や挿絵などの貴重な資料を交え、猫や海外の風景を描いた代表作を紹介する。版をひっかき、版画で油絵のような質感を再現するなど独自の技法も解説する。

 第2部では斎藤と本県の関わりに着目。1970年以降の「会津の冬」シリーズ115点は、今回初めて全点が一堂に会する。モノトーンの雪景色の中に赤や青を効かせている。6日に開かれた内覧会で、担当した紺野朋子副主任学芸員は「風景の本質を取り出したような『会津の冬』シリーズや、モダンな造形の版画を見てほしい」と話した。

 時間は午前9時30分~午後5時。一般・大学生千円、高校生600円、小・中学生400円。29日午後2時から、桑原規子聖徳大文学部教授が「斎藤清の芸術―その国際的評価をめぐって」、11月23日午後2時からは早川博明館長が「斎藤清の想像力と美」と題して講演する。聴講無料。

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