JA男性職員が1000万円着服 懲戒解雇、口座作らせ引き出し

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 JAふくしま未来(福島市、菅野孝志組合長)は6日、伊達地区(伊達、桑折、国見3市町)の支店の20代男性職員が、顧客の80代女性の口座から1021万円を着服していたと発表した。同JAは刑事告発する方向で検討している。同日、男性職員を懲戒解雇した。

 同JAによると、渉外担当だった男性は昨年9月15日、1人暮らしの女性の定期貯金口座の解約と、普通貯金口座の開設の手続きを担当し、女性が書いた暗証番号を盗み見るとともに、女性から通帳を預かった。

 同日から今年8月7日まで37回にわたり、現金自動預払機(ATM)で女性の新しい普通貯金口座から3万~50万円ずつ引き出し、着服した。金はパチンコ、スマホゲームなどの遊興費や生活費に充てた。

 9月、女性の口座から共済掛け金の引き落としが残高不足でできず、支店が調査したところ男性が着服を認めた。残高はほとんど残っていなかった。女性は口座の残高を確認していなかった。

 男性は当初から着服を狙って女性に口座を作らせたと話しており、「大変なことをした」と反省の言葉を述べているという。男性と家族が全額弁済した。同JAは男性の上司の支店長ら7人を降格や減給、けん責の処分にした。

 男性は2012(平成24)年に職員になり、昨年3月からこの支店に勤務。同JAは「仕事は真面目だった」としている。

 同JAが不祥事で懲戒解雇を発表したのは昨年3月に続き2回目。記者会見した組合長は「深くおわび申し上げる。二度と発生しないよう対策を講じ、職員の倫理観を高める教育にも取り組む」と話し、頭を下げた。

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