福島の抱える課題は「語りにくさ」 未来学入門、開沼氏が解説

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福島の抱える課題について説明する開沼准教授

 地域課題の解決を目指す研究者や医師ら幅広い人物を講師に迎え、復興の取り組みなどを学ぶ福島大の公開授業「ふくしま未来学入門」が6日、同大で始まった。初回は開沼博立命館大准教授(いわき市出身)が「3・11後の福島を学問にする」と題し、福島の抱える課題について説明した。

 学生約250人と市民ら約30人が受講した。開沼氏は、福島の抱える一番大きな問題が政治的、科学的要因などによる「語りにくさにある」と指摘。原発事故など高い専門性が求められるため、外部の人が安易に福島について話すことができない「一見さんお断り」の状態にあるとし、「誰でも語れるように変えていく必要がある」と述べた。

 また、人口減少などについて「震災や原発事故の影響で発生したのではなく以前からある問題だ。日本の各地がこれから直面する問題が、今の福島に突き付けられている」と語った。

 受講生には「皆さんにしかできない役割がある。課題を理解し、伝えていってほしい」とエールを送った。

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