希少種自生「センボンキツネノサカズキ」 川内で本州唯一確認

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
希少種キノコの「センボンキツネノサカズキ」=川内村・いわなの郷

 川内村を代表する観光交流施設「いわなの郷」にキノコの希少種「センボンキツネノサカズキ」が自生しており、関係者の注目を集めている。福島きのこの会(阿部武会長)によると、北海道では見つかっているが、本州で確認されているのは同村のみという。同会は県に対し、絶滅危惧種として指定を求める。

 センボンキツネノサカズキはサンゴのようなピンク色が特徴で、1988(昭和63)年に北海道旭川市で発見された。いわなの郷では沢沿いから主に100メートル範囲の平地で見つかった。樹皮が残るミズナラの倒木に発生しており、十数株が確認されているという。

 一方で村は、いわなの郷の再開発計画でキャンプ場を整備するため、除染の一環でミズナラやコナラの林を伐採する方針だ。このため同会は、センボンキツネノサカズキを再開発エリアから移設する方向で村と調整している。生態の研究に向け、茨城県つくば市の国立科学博物館に試料として送ることも検討している。

 ただ、移設しても生育環境が変わり、生存できるかは不透明。同会事務局の本多隆さんは「希少なキノコを保護し、生き残る形をつくりたい」と話している。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

【 選挙速報 】第48回衆議院議員選挙・福島選挙区