古里忘れず...楢葉・木戸川で「サケ漁」 伝統の合わせ網漁開始

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伝統の合わせ網漁で水揚げされたサケ=15日午前、楢葉町・木戸川

 サケの遡上(そじょう)地で知られる楢葉町の木戸川で15日、木戸川漁協による伝統の「合わせ網漁」が始まった。サケ漁は震災と原発事故後では3年目。組合関係者が川幅いっぱいに網を張って遡上するサケを追い込み、初回は約30匹を水揚げした。

 サケの切り身やイクラを扱う直売所も今年の営業を始めた。漁は11月中旬まで続く見込み。同漁協は、ふ化場で稚魚を育て、来春に1000万匹の放流を目指す。

 震災前、木戸川には約7万匹が遡上した。サケは4~5年で川に戻るが、震災後は人工的にふ化したサケの稚魚を放流できず、昨年の漁獲量は約7330匹にとどまった。

 ふ化場長の鈴木謙太郎さん(35)は「次の世代につなげるよう稚魚一匹一匹を大事に育てる。古里を忘れずに戻ってきたサケのように楢葉を元気にしたい」と話した。

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