「相農飯舘」18年度・募集停止へ 県教委、新高校の在り方検討

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 東京電力福島第1原発事故により飯舘村から福島市に避難し、県内唯一のサテライト校として授業を続けている相馬農高飯舘校について、県教委は同村の復興を担う人材育成に向けた新高校を見据え、来年度の生徒募集を停止する方針を固めた。東日本大震災から6年半が過ぎ、生徒の大半を村外出身者が占める状況などを踏まえ、分校を村内に戻すのではなく、新たな高校の在り方について検討を始める。20日の定例会で審議する見通し。

 飯舘校は現在、福島明成高の敷地内に仮設校舎を置いている。震災前は村出身の生徒が大半だったが、時間の経過とともに村外出身者が増え、福島市内の高校と同化している現状がある。3月に村の避難指示が解除され、来年度からは村内で認定こども園や小、中学校が再開されることを受け、村唯一の高校である飯舘校を村内に戻すのかどうかが焦点となっていた。

 関係者によると、飯舘校1学年の定員40人に対し本年度の入学者は13人にとどまるなど、サテライト校になってから定員割れが続いていることや、来年3月卒業予定の中学生に対する進路希望調査の結果なども考慮し、新たな形で高校の在り方を検討するのが望ましいと判断したとみられる。今後、県教委や村関係者らで検討会をつくり、村民の帰還や復興を支える人材育成につながる特色ある高校づくりに向けた協議が始まるとみられる。

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