オール福島で農産物「根強い風評」を払拭 東北農政局が食事会

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試食しながら農業の現状などについて木内局長と話す渡辺さん(左)、菅野さん(右)

 東北農政局は1日、仙台市の仙台合同庁舎で被災3県の農産品を使った食事会を開いた。農産物を提供した本県の農家らは、本県農産物に対して根強く残る風評被害を"オール福島"で払拭(ふっしょく)する覚悟を新たにした。

 同庁舎の食堂で今月末まで本県ブランド米「天のつぶ」が提供されることから、キックオフイベントとして開き、同市にある国の行政機関関係者が参加した。

 今春避難指示が一部地域を除いて解除された富岡町の農家渡辺康男さん(67)は食事会で振る舞われた「天のつぶ」を提供。「天のつぶのおいしさを感じてもらえれば」と期待を込めた。出席者は同品種の売りの一つ「冷えてもおいしい」を実感していた。
 仙台市で今年3月に開かれたイベントで、川俣町山木屋産の実証米を提供したことが縁で出席した同町農家菅野源勝さん(70)は「福島の農業を応援していてください」と出席者に呼び掛けた。避難指示解除後、山木屋の若者の帰還は鈍い。それでも「山木屋は農業で栄えた地区」という思いは強く「自分からどんどん山木屋の農産物を売り込みたい」と力を込めた。

 食事会では、農林水産省の支援を受けて活動する被災県の農業女子プロジェクトメンバーが手掛けた農産物を使った料理も並んだ。本県からは、阿部農縁(須賀川市)が豚肉のソテー梨ソースを提供、やぎぬま果樹園(福島市)はいかにんじんを振る舞い、人気を集めた。

 木内岳志東北農政局長は「天のつぶは食べ応えがある。今でも福島県産に対する消費者の抵抗は根強いが、粘り強く安全性を発信していきたい」と支援を継続する考えを示した。

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