避難の障害者ら「縁起菓子ふくふく」製造 12福祉事業所が協力

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県内12福祉事業所が協力した「縁起菓子ふくふく」

 東京電力福島第1原発事故の影響で浜通りなどから避難した障害者らが働く県内12の福祉事業所が協力して、4種類の焼き菓子を詰め合わせた「縁起菓子ふくふく」を製造・販売している。障害者が避難先でも働くことができ、孤立も防ごうと進められる取り組みが、障害者と地域との交流の接点も生み出している。

 浪江町や双葉町、葛尾村などに加え、障害者の避難先にある事業所を中心にした「障がい者協働プロジェクト」の一環で、12事業所が開発から製造、販売までの業務を分担している。

 焼き菓子は吾妻小富士の残雪をイメージした「種まきうさぎ」、浪江町の馬の縁起物にちなんだ「馬九行久(うまくいく)」、縁起を担いだ「大吉だるま」、めでたいにかけた「お目出鯛(めでたい)」の4種類。本県の地図をかたどったデザインの外箱に入れられ、「福みくじ」も添えられている。

 原料には日清製粉グループの小麦粉「ローストフラワー」を使用。軽く口溶けの良い食感を実現した。

 同プロジェクトの事務局を務めるNPO法人しんせい(郡山市)の富永美保事務局長(53)は「古里に帰れない障害者が菓子作りに取り組んでいることを知ってほしい。菓子作りが(避難先の)地域との交流を生み、彼らのモチベーションになっている」と意義を強調した。

 ふくふくは同NPOで販売している。

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