大型トラック、1日最大65台分搬入 富岡・指定廃棄物処分場

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
東電福島第1原発事故の指定廃棄物の搬入が始まった最終処分場=17日午前、富岡町

 原発事故で出た県内の指定廃棄物を最終処分するため、富岡町の国有埋め立て処分場(旧フクシマエコテッククリーンセンター)への搬入が17日に始まったことを受け、環境省は今後、廃棄物を抱える県内33市町村と調整して大型トラックで1日当たり最大65台分を搬入する方針だ。県内106カ所に一時保管されたままの廃棄物が解消に向け大きく前進する公算となった。

 17日の搬入作業は報道陣に公開された。富岡、楢葉両町の廃棄物を積んだ大型トラックが処分場内に到着すると、搬出元から全量を管理している積み荷を係員が確認した。焼却灰をセメント固化した廃棄物と、それ以外の廃棄物に分けて処分場に運び、荷台から1袋ずつクレーンで降ろした。

 搬入を容認した県と富岡町、搬入路がある楢葉町は国に対し、施設と輸送の安全確保や情報公開の徹底、地元への丁寧な説明を求めており、環境省の責任ある対応が厳しく問われる。

 現場に立ち会った小沢晴司東北地方環境事務所長・福島環境再生本部長は「地元の理解と協力に感謝したい」とした上で「安全管理が最も重要だ」と述べた。

 地元4行政区のうち、楢葉町の繁岡行政区とは安全協定を結んでおらず「地元の理解が深まるよう住民との情報交換やコミュニケーションを続け、丁寧に対応していく」と強調した。