会津若松に「ヒルズ天生」完成 医療と介護、地域が一体の施設

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テープカットする南理事長(中央)ら関係者

 一般財団法人温知会(会津若松市)と社会福祉法人温知福祉会(同市)が、会津若松市一箕町松長に建設を進めていた医療と介護、地域コミュニティーが一体となった施設「ヒルズ天生」が完成し、19日、現地で内覧会などが開かれた。

 医師が常駐し、医療や介護に重点を置いたサービスを提供する介護療養型老人保健施設(定員174人)と、特別養護老人ホーム(同150人)を備える。両施設を結ぶ中央棟には会津盆地を一望できる大展望風呂や最新設備を備えたリハビリ室、多目的広場などがあり、共有化することで利便性、効率性を高めた。

 介護療養型老人保健施設はユニット型(18ユニット)で、一つのユニットで7~10人が共同生活し、自宅で暮らすようにリハビリに励む。地域の要望にも対応し、敷地内に直営のスーパーとカフェレストランを設けた。12月1日開店。

 さらに敷地内に電気で走る2両編成の機関車を走らせた。1周約15分で、会津盆地を一望できる。機関車には利用者を外に連れ出す意図があり、南嘉輝温知会理事長は「天井だけ見て過ごす生活は退屈。会津盆地を見下ろして気分転換してほしい」と話した。総工費は約80億円。

 温知会関連企業のアイザックが医療・介護用ロボットや医療介護システムを開発しており、移乗・移動が楽にできるロボットや、入所者の体の異常をセンサーで感知する緊急通報システムも活用する。

 この日は南理事長、村松稔温知福祉会理事長ら関係者がテープカットし、一般向けの内覧会が開かれた。