初の「奥会津学習列車」運行 只見線・会津若松-会津川口駅間

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只見線の列車内であわまんじゅうの振る舞いを受ける児童=21日午後

 JR只見線の利活用促進に向けた初の「奥会津学習列車」が21日、2日間の日程で会津若松―会津川口駅間で運行され、福島大付小4年生105人が只見線沿線の地域に根付いた伝統文化や自然環境を学んだ。

 貸し切りの奥会津学習列車は2両編成で運行された。車内では柳津町観光協会の職員が同町特産のあわまんじゅうを児童に振る舞い、まんじゅうの由来や製造工程を説明した。児童たちは第1橋梁などの絶景を眺め、まんじゅうを頬張った。

 会津宮下駅を通過後、三島町の職員が編み組み細工で作られたバッグや皿などの工芸品を説明、児童たちは笠(かさ)や蓑(みの)を試着した。宮下ダムの水力発電についても学んだ。会津川口駅では金山町民が出迎えた。22日は吉本興業の芸人が只見線に乗車し、児童と交流する。

 只見線は2011(平成23)年7月の新潟・福島豪雨で会津川口―只見駅間(27.6キロ)が不通となっている。21年度中の全線開通を目指し、復旧作業が進められている。

 また、被災前から課題となっている利用客の増加、只見線を活用した地域づくりに向けて、県や只見線沿線自治体などでつくる只見線利活用プロジェクトチームが利活用計画の策定作業に取り組んでいる。学習列車は同計画に盛り込まれる方針。