白河で映画復活...癒やし届ける 佐々木さんが計画、24日上映

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シアタールームを完成させ映画上映への意義を語った佐々木さん

 白河市から映画館が姿を消し約30年。"映像と音楽の総合芸術"を復活させようと、任意団体「小さな週末映画祭」が同市のカフェ、エマノンにシアタールームを完成させた。今月24日から来年2月まで月1回の上映を計画しており、同事業に携わる佐々木郁哉さん(23)は「市民の皆さんに癒やしを届けたい」と思いを語った。

 新潟大人文学部(メディア表現学など)を卒業し、昨年開館した白河文化交流館コミネスに就職した佐々木さん。「地方にしかできない文化、芸術の世界はないか」と新たな企画を模索する日々の中、学生時代に研究していた映画のない白河に寂しさを感じていた。

 「映画には心を動かす力がある」。出身地の岩手県で東日本大震災の被害を受けた佐々木さんは、地域の映画館が被災地支援を目的に移動上映を行っていたことを思い出していた。「被災地の白河だからこそ必要」と知人の協力を得ながらプロジェクターとスクリーンを用意、上映にこぎ着けた。

 上映は1日2回で定員は20~30人。チケットは同市中心市街地やエマノンでの千円以上の買い物レシート(1週間以内)。佐々木さんは「映画の始まりはフランスのカフェでの上映会。『原点回帰』で特別な時間を味わってほしい」と来場を呼び掛けた。事前予約や問い合わせはエマノンへ。

24日「バレエボーイズ・ノルウェー」(午後5時、同7時30分)▽12月2日「わたしはロランス・カナダ、フランス」(同2時30分、同6時)▽1月27日「阿賀に生きる・日本」(同2時30分、同6時)▽2月3日「風の波紋・日本」(同2時30分、同6時)