県立高学級3割減へ 福島県教委改革素案、1学年4~6学級

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 福島県教委は24日、県立高校改革の方向性を示す基本計画の素案を公表、2019~28年度の10年間で県立高の学級数を現在(364学級)の3割弱に当たる105学級減らす方針を示した。望ましい学校規模は「1学年4~6学級」とし、3学級以下の高校については統合を進める一方、過疎・中山間地域などで近隣校への通学が困難な場合には例外的な措置を取る方向だ。

 県内では少子化が進み、中学卒業者が10年間で5千人以上減る見通しだ。これを踏まえ、有識者による県学校教育審議会の答申を基に素案を策定。県立高5校が休校になっている双葉地域を除き、各地区の生徒減少数を念頭に算定した。一方、学級数が減少する中でも教育の質を向上させるため、各校の魅力・特色化を進めることを明記した。

 同じ市町村内や隣接する市町にある複数校のうちいずれか、もしくは双方の学校が4~6学級を維持できない場合に統合を進める方針も明記。地理的条件や通学の状況を考慮し、1学年1学級規模の学校を本校として残すことや、3学級以下となっても例外的に統合するとした。

 普通科・総合学科と職業系専門学科の設置比率については、生徒の志願動向や復興を支える人材育成の観点から職業系専門学科の割合を増やす一方、県内6地区に進学指導重点校を配置するとした。

 県教委は素案について、今月下旬から来年2月まで意見公募を行い、来年1月には7地区で教育公聴会を開くなどして県民の意見を聞き、来年度の早い段階で基本計画を策定。その後、各地区の高校の具体的な方向性を示す「実施計画」の策定に入る。計画は前期(19~23年)、後期(24~28年)に分けて運用する。