期限切れインフル用ワクチンを接種 福島医大病院、70代2人に

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 福島医大付属病院(福島市)は6日、11月30日に同市の70代女性と70代男性の2人に有効期限が切れたインフルエンザワクチンを接種したと発表した。同病院によるとワクチンは有効期限が今年9月15日で、76日経過していたが、接種による健康被害は確認されていない。

 予防接種業務を同病院に委託している福島市も同日発表した。病院と市によると、瓶1本に2人分が入っており、接種の直前、瓶から注射器にワクチンを移す際に看護師が有効期限を確認するルールだったが、怠った。接種直後に看護師が期限切れに気付いた。

 インフルエンザワクチンは毎年、流行の型を予測して作られており、有効期限が切れたワクチンは昨シーズン用。同病院は例年、4月ごろに全て回収し廃棄しているが、今回ワクチンを接種した外来にある保管用の冷蔵庫に1本だけ残っていたという。接種したのは同病院に通院中だった患者2人で、病院と市は2人に謝罪した。今後病院で再接種する。

 病院は「患者、家族に心よりおわびする」とし、再発防止策として接種前に有効期限を確認するルールの徹底や、ワクチン回収の徹底を周知する。

 市は予防接種を委託している市内約200の医療機関に文書で再発防止を呼び掛ける。

 期限切れワクチンの接種を巡っては、同市では昨年2月と2014(平成26)年12月にも発覚している。昨年は高齢者肺炎球菌ワクチン、14年は麻疹(はしか)と風疹の混合ワクチンだった。