双葉・復興拠点...初の「面的除染」へ 駅東側の90ヘクタール

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 東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難が続く双葉町は来年2月、JR双葉駅の東側約90ヘクタールの除染を始める。5年後の避難指示解除を目指し、除染とインフラ整備を行う特定復興再生拠点(復興拠点)の認定後、町で初の面的除染となる。

 今回の除染範囲は、市街地の再生や交流拠点の整備を見込み、将来的に住民の生活拠点となる区域。双葉駅の西側約40ヘクタールは、復興拠点の認定前に環境省が先行して除染済みだ。東側分の除染が完了すれば、復興拠点約555ヘクタールの約23%(130ヘクタール)の除染を終える。

 町は、2020年3月末までのJR常磐線の全線開通に合わせ、双葉駅周辺と町の4%の面積に当たる避難指示解除準備区域の避難指示を先行解除する方針。まずは双葉駅周辺を先行して除染し、復興を加速させる考え。町は環境省と合同で9日午後2時から郡山市の県農業総合センター、10日午後2時からいわき市中央公民館で地権者対象の除染に関する説明会を開く。

 町は96%が帰還困難区域。町の復興拠点は、双葉駅を中心に町面積の1割に当たる約555ヘクタール。同駅の東西に住宅地や市街地を整備し、周辺に再生可能エネルギーの発電拠点や耕作再開区域を設ける計画で、22年春までに復興拠点の避難指示を解除し、住民帰還を目指す。