全国初!根本園芸が1~3位独占 全国花き品評会・シクラメン

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
内堀知事に受賞報告した根本社長(右)

 根本園芸(南相馬市鹿島区)が、本年度の全国花き品評会シクラメン部門で最高賞の農林水産大臣賞に輝いた。2位相当の東京都知事賞、3位相当の農林水産省生産局長賞も受賞。県によると、1~3位の独占は全国初という。根本園芸は東日本大震災による津波でハウスが壊れ、同市小高区から鹿島区で営農を再開した経緯があり、震災後、初めて品評会に出品して快挙を成し遂げた。

 根本修二社長(65)が18日、県庁で内堀雅雄知事に「3分の2は努力した息子の力。家族の支えがとても大きかった」と受賞を報告。内堀知事は「逆境からの快挙であり、家族の努力に心から敬意を表したい」とたたえた。

 根本園芸は2001(平成13)年~05年に、品評会シクラメン部門で連続して農林水産大臣賞を受賞するなど優れた栽培技術を誇る。

 津波でハウスが水浸しになり、鉄骨がさびるなどしたため同市小高区での再開を断念したが、2年前に鹿島区で栽培を再開、品評会に出品できるまでになった。最高賞の作品は、花の咲き方に勢いがあり、肉厚な葉とのバランスや品質の良さが評価されたという。

 内堀知事は「県内では震災後、花き栽培に移る農家もいる。全国の品評会で上位独占する方がそばにいるのは一つのシンボルになる」と強調した。現在の栽培量は震災前の半分程度で、根本社長は「仕事を戻せるように頑張りたい」と話した。

 品評会は日本花き生産協会の主催で、50年以上の歴史がある。本年度は11月29日に東京都内で開かれ、シクラメン部門には454点が出品された。