三菱伸銅で新たな「改ざん」 若松製作所の銅製品・71トン出荷

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 三菱マテリアルは28日、子会社・三菱伸銅若松製作所(会津若松市)で新たなデータ改ざんが見つかったと発表した。今年10月までの1年間で成分の含有量を書き換えた銅製品計71トンを顧客2社に出荷していた。

 三菱マテリアルが28日に発表した、三菱伸銅と三菱電線工業(東京)の子会社2社の製品データ改ざん問題を検証した特別調査委員会の報告書によると、三菱伸銅若松製作所には改ざんを指南する「需要家別検査ポイント表」が1999(平成11)年から存在し、「社内特採」と呼んで不正なデータの書き換えを日常的に行っていた。

 報告書は不正の背景についてシェア拡大のほか、仕様書を守る意識の不足、社内監査手続きの形骸化などを挙げ、「製造業を営むものとして基本的な事項がないがしろにされていた」と批判した。