『希望』胸に...新年準備 避難解除後初の年越し、多くの帰還望む

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避難指示解除後、初めての年越しに備えて鏡餅を神棚に飾る高橋さん=飯舘村

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が帰還困難区域を除いて2017年春に解除された富岡町、浪江町、川俣町山木屋、飯舘村は解除後初の年越しとなり、住民は大みそかを古里で過ごしながら復興の加速や地域再生への希望に胸を膨らませ、新たな年の訪れを待った。

 飯舘村では、村内でうどん店「ゑびす庵」を再開した高橋義治さん(71)、ちよ子さん(69)夫妻が、正月飾りや神棚への供え物など新年を迎える準備に当たった。

 高橋さんは「変わりはないさ」と話すが、表情は自然とほころぶ。ちよ子さんは「気持ちがとても落ち着く」と笑顔を見せた。

 避難指示解除後も村民の帰還の足は鈍く、高橋さん方周辺では住宅の解体も目立つ。「さみしい年越しだな」と高橋さん。ちよ子さんは「新年はもっと多くの村民が戻ってくればいいな」と期待を込めた。