葛尾で2年連続「成人式」 新成人12人出席、村復興へ誓い新た

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同級生と再会し記念撮影する新成人=2日、葛尾村

 葛尾村は2日、村民会館で成人式を行った。新成人14人のうち12人が出席し、古里復興への思いを新たにした。東京電力福島第1原発事故による避難指示が帰還困難区域を除いて解除された同村での成人式の実施は2年連続となった。

 「力強く、優しく、たくましく生きていくことを誓います」。松本龍太郎さん(20)は新成人代表であいさつした。新成人は中学1年生の時に東日本大震災に遭い、それぞれ避難し学校生活を送ったという。現在、茨城県の会社で技術職として働いている松本さん。「私たちは離れ離れになったが、さまざまな経験をした。社会人としての自覚を持ち、少なからず村の役に立ちたい」と力を込めた。

 式に参加した加藤ひな子さん(20)は鳥取県の大学で地域学を学んでいる。古里の現状について「人が戻っていないのが課題」と指摘しつつ、「学んだことを生かしたい」と前を見据えた。

 帰還困難区域を除いた地域の人口は昨年12月1日現在1276人で、帰還者数は209人。式では、篠木弘村長が「若い力と行動力で古里復興を後押ししてほしい」と式辞を述べた。