台湾へ感謝の音色を 福島県吹奏楽連盟がいわきで事前演奏会

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事前演奏会で息の合った音色を響かせる台湾公演訪問団のメンバー=いわき明星大児玉記念講堂

 福島県吹奏楽連盟は3日、台湾公演(5~7日・台北、台中市)に向けた事前演奏会をいわき明星大児玉記念講堂で開き、東日本大震災の支援に対する感謝の音色を響かせた。県連盟の田母神貞子理事長は「心を一つにして福島県人が奏でる吹奏楽を届けてきたい」と仕上がりに自信を見せた。

 台湾公演は、感謝とともに本県復興の現状を伝えようと県連盟の55周年記念事業として初めて企画された。県や県教委、福島民友新聞社など後援。選抜された県内の中学生から社会人までの75人に、打楽器奏者の平子ひさえさん(白河市出身)を加えたメンバー76人が台北市の音楽ホールなどで演奏する。台湾で演奏経験のある平子さんは「きれいなサウンドに仕上がった。良い演奏会にしたい」と笑顔で話した。

 事前演奏会では、県連盟の根本直人副会長・音楽監督の指揮の下、現地で演奏する「相馬流山」「マリンバコンチェルト」「テレサテン メドレー」など12曲を披露した。メンバーのうち中学生は5人。昨年10月に訪問団が結成されて以降、計6回の全体練習で音を合わせてきた。「社会人や大学生に追い付くのが大変だった」と話す生徒(15)=郡山市・小原田中3年=だが、「吹奏楽を通じて台湾の人にお礼がしたい。私たちの演奏をぜひ聴いてほしい」と期待に胸を膨らませていた。