安全確保へ士気を高める 双葉地方消防本部が「出初め式」

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松本管理者(左から2人目)と大和田消防長(左)らの通常点検を受ける消防署員

 震災と原発事故後も双葉郡内で防火、救急活動を続けてきた双葉地方消防本部は5日、楢葉町の富岡消防署楢葉分署で出初め式を行った。帰還困難区域を除く避難指示解除で住民帰還の増加が期待される中、職員が古里の安全、安心を守り抜くために士気を高めた。

 郡内での出初め式は震災後4回目。本部と富岡、浪江両消防署の職員約70人と来賓ら合わせて約140人が出席。大和田仁消防長が「目に見える形で消防施策を展開することで帰還しやすい環境を創造し、双葉地方の安全確保に全力を傾注する」と式辞を述べ、浪江消防署の志賀隆充消防司令補を勤続20年で表彰した。

 通常点検では、双葉地方広域市町村圏組合の松本幸英管理者(楢葉町長)と双葉郡の町村長らが職員の装備品を確かめた。松本管理者が講評、佐々木秀三県相双地方振興局長、杉本宜信同組合議会議長(葛尾村議会議長)、菅野紀之双葉署長らが祝辞を述べた。

 総合消防訓練は、帰還困難区域の住宅密集地での火災を想定して行われた。遠距離大量送水システムを運用し、隊員が全面マスク姿で消火、救助活動を繰り広げた。昨年導入した小型無人機「ドローン」で上空から現場を調べた。