柳津舞台に「短編コメディー映画」 町と吉本、奥会津の魅力発信

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柳津町のシンボルになっている赤い瑞光寺橋。映画では町内の観光名所も紹介される予定=柳津町

 柳津町と吉本興業(大阪府)グループのよしもとクリエイティブ・エージェンシーは奥会津の魅力発信に向けて、町を舞台にした短編のコメディー映画を製作する。奥会津の美しい雪景色をはじめとした観光資源を映画で紹介することで観光PRや誘客につなげる。

 映画は「地域発信型映画」として、4月に沖縄県で開かれる沖縄国際映画祭に出品される。映画製作は、県と吉本興業が結んだ復興と地域活性化に向けた包括連携協定を踏まえた取り組み。吉本興業グループは、JR只見線を中心とした奥会津の魅力を発信しており、今回は観光資源が豊富な柳津町に映画製作を提案した。映画では只見線の魅力もPRする考えだ。

 今月下旬から町内で撮影が始まる見込み。福島市出身の川村清人さんが監督を務め、川村さんと、ふくしまボンガーズのムッシュ・サイトーさんが脚本を担当する。

 映画は30分ほどでタイトルは「ネバーエンディングジャーニー(仮称)」。ストーリーを練り上げている段階だが、柳津を訪れた女子大生と外国人留学生が柳津を観光中に騒動に巻き込まれる―との内容になりそうだ。赤べこやあわまんじゅうなど柳津の特産品も登場する。

 出演者を決めるため、近く東京都内でオーディションを実施するほか、町民にエキストラでの出演を要請する方針だ。4月の映画祭終了後には、町内での凱旋(がいせん)上映会も検討している。町役場で関係者による初会合が12日までに開かれ、映画を実行委員会形式で製作する方向性などを申し合わせた。

 井関庄一町長は「さまざまな面で柳津と奥会津のPRにつながる。町としても協力していきたい」と期待を込める。

 吉本興業グループによる本県を舞台にした映画製作では、棚倉町と吉本興業の子会社「よしもとデベロップメンツ」が2016(平成28)年に、同町をロケ地とした短編映画を撮影、沖縄国際映画祭に出品している。