幸楽苑・新井田社長に聞く 関東・東北に絞り20~30店舗出店

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「関東、東北に絞って20~30店舗のラーメン店を出店する」と話す新井田社長

 ステーキチェーン店「いきなり!ステーキ」を手掛けるペッパーフードサービス(東京都)とフランチャイズ契約を結び、福島市に県内1号店をオープンさせた幸楽苑ホールディングス(郡山市)。今年の経営戦略についてインタビューに応じた新井田傳社長は、ステーキ店の展開に期待感を示す一方、赤字の52店舗の閉鎖を発表したラーメンチェーン店の幸楽苑について関東、東北に絞って20~30店舗を出店する方針を示した。

 ―首都圏で人気のステーキチェーン店のフランチャイズ契約を結んだ。
 「500店舗を超える幸楽苑は業績が低迷気味となり、対策を練った中で元気を取り戻すためには元気な会社と手を結ぶことが必要と考えた。迷わずやってみようと思った。ラーメンは大衆相手の商売。『いきなり!ステーキ』もステーキ業界の中ではリーズナブルな大衆価格であり、歩んできた路線と合致する。2月下旬の会津若松市、3月下旬の郡山市を含め、3月末までに計6店舗を出店する」

 ―西日本を中心に幸楽苑52店舗の3月までの閉鎖を決めた。
 「至近距離に建設した幸楽苑同士の競合や、隣接するラーメン店との競争で赤字額の大きい店舗について閉鎖する。これに伴い、京都工場(京都府)の売却を決めた。工場は郡山工場、神奈川県小田原市の小田原工場で賄える。投資額と同程度で売却でき、業績立て直しのために判断した」

 ―今年の経営戦略は。  
 
「単に幸楽苑の店舗を閉めるのではなくて、その店をステーキ店にするのが可能になった。生かせる店舗は活用していきたい。新規出店というよりも既存店を転換していく。しかし、あくまで主流はラーメン店。エリアを関東、東北に絞り、コンパクト店舗を中心に20~30店舗を出店する。コンパクト店舗は、客席数を標準タイプの62席から35席にすることで建設の投資額や従業員数の面でメリットがあり、人手不足が解消できる。フードコートのテナントには地域性がなく、エリアを限定せずに出店していく」

 ―今後の経営目標を。
 
「ステーキ店をはじめ、業績を上げること。赤字経営は許されない。今年は新規出店を含めて赤字店をつくらないことが重要なポイントになる」