鈴木康大選手を除名処分に 福島県カヌー協会、連盟の判断待たず

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 二本松市を拠点としていたカヌーの鈴木康大(やすひろ)選手(32)がライバル選手の飲料に禁止薬物を混入させた問題などを受け、資格停止処分を受けた鈴木選手が登録する福島県カヌー協会は17日、同協会規約に基づき鈴木選手を除名処分とする方針を決めた。二本松市で同日開いた理事会終了後、遊佐久男会長が明らかにした。

 日本カヌー連盟では、捜査機関の鈴木選手に対する処分を待って開催する理事会・総会に除名の議案を提出することが常任理事会で決定している。しかし、県協会は決定を待たずに「除名をすることが適当」と判断した。捜査機関などの進捗(しんちょく)を見ながら正式決定する。

 理事会は非公開で行われた。指導体制の責任についても議論し、関係者の処分については今後、会長が決める見通し。再発防止策については、〈1〉アンチドーピングに対する研修などでの周知徹底〈2〉フェアプレーの精神の再教育〈3〉競技会の開催時にドーピング対策などを含めた事故防止対策―を日本連盟や県体育協会、関係行政機関と相談し、対応すべきだとした。

 また、今回の問題を受け、特に児童、生徒、学生などに精神的な負担が生じたとして、同協会が各選手の学校長などにスクールカウンセラーなどの対応を求め、保護者には経過報告、対応策を通知することを申し合わせた。