遠隔診療の可能性探る ICT活用、福島でワークショップ

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地域の課題や遠隔診療の可能性について話す阿部事務部長(右)

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響を受けた地域の課題を踏まえながら、医療とICT(情報通信技術)の連携を探るワークショップが16日、福島市のコラッセふくしまで開かれた。

 ICTを活用した遠隔診療の可能性について、医療機関や情報通信関連企業の関係者が話し合った。福島の復興を考える会の主催、復興庁の支援。

 地域の課題を説明した済生会川俣病院の阿部義宏事務部長は、同病院が昨年避難指示が解除になった川俣町山木屋地区で、タブレット端末を使った遠隔診療を検討していることを明らかにした。

 その上で、同地区を医療過疎地域だとするイメージが、住民帰還を妨げているとし、少数のスタッフで一定水準の医療を提供できる遠隔診療への期待を示した。

 また、高齢化する医師の負担軽減にもつながるとした。福島医大ふたば救急総合医療支援センターの島田二郎教授は、ICTと医療の連携を考える場合、遠隔診療を可能にするための画像の精細さなどに注目が向かいやすいと指摘。「映像だけでなく、もっと広くICTを活用できないか」と問題提起した。