会津藩士の娘の半生描く 2月に「流星雨」全編初上演、若松の劇団

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本番さながらの緊張感で練習する「劇団ぴ~ひゃらら」の団員ら

 会津若松市を拠点に活動するアマチュア劇団「劇団ぴ~ひゃらら」(近藤直宣団長)の第23回定期公演は2月3、4の両日、同市の会津稽古堂で開かれる。

 戊辰150年に合わせ、会津藩士の娘の半生を題材にした「流星雨」の全編が初めて上演される。団員らは「念願の全編上演。演劇を通じて思いを伝えたい」と練習に熱を入れている。

 流星雨は、文化功労者の作家・津村節子さんの日本女流文学賞受賞作品「流星雨」が原作。戊辰戦争に敗れた後、移住した斗南藩(現青森県むつ市)や函館で懸命に生きる娘の姿を描いた。実在した人物内藤(旧姓日向)ユキがモデルとなっている。

 脚本は同市の菅野謙志さんが手掛けた。会津、斗南、函館の3部作で、約20年前の「会津まつり」では鶴ケ城の特設舞台で一部が披露されたが、全編を通して演じる機会は過去になかった。

 今回は約90分の演劇に仕上げ、小道具なども手作りした。曲も新たに作った。

 劇団ぴ~ひゃららは1989(平成元)年に旗揚げ。定期公演のほか、イベントでの公演なども行っている。

 演出や語りも担当する近藤団長は「古里を失い、親しい人が目の前で死んでいくという苦境下の女性を描いた作品。悲劇を繰り返してはならないことを強く訴えたい」と話している。

 公演は3日が午後6時から、4日が午後1時からと同4時から。4日午後1時からの分はすでに完売している。一般前売り995円、当日1200円。高校生以下無料(学生証持参)。未就学児は入場できない。

 チケットはテクノショップオサダと會津風雅堂で扱っており、問い合わせは同劇団(電話090・2997・8572)へ。