郡山市が「子ども条例」制定へ 貧困、虐待など取り組み

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 郡山市は、子どもの成長と自立を最優先とする基本方針を定めた「子どもに関する条例(仮称)」の制定を目指す。4月施行に向けて3月議会に条例案を提出する方針。市や市民、関係機関が子どもの貧困や虐待、いじめなどの解決に向けた取り組みや課題などの考えを共有し、子どもを第一に考えるまちづくりを推進する。

 市によると、可決されれば同様の条例の制定は県内13市で初めてとなる。

 条文には市や保護者、学校、事業者、市民に求められる具体的な役割や行動を明記する予定だ。

 例えば、市は経済的に困難な家庭の子どもに対する支援について、経済格差によって子どもの将来が左右されないよう必要な施策を講じると規定する。事業者については、雇用する労働者が子どもと接する時間を確保し、仕事と子育てを両立できる環境整備に努めるとした。

 施行後の具体的な取り組みは未定だが、既に条例を制定している全国の自治体には、児童や生徒が意見交換する場を設けるなどして社会参加を促し、意見を共有・反映する事例などもあるという。

 郡山市では、いじめの認知件数や虐待などによる要保護児童数が増加傾向にある。市こども未来課は「継続してきた取り組みなども含め、支援や相談などの体制を強化したい」としている。