ミツフジが福岡の事業所と提携 村田選手、製品着用し実証実験

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 福島県川俣町に建設中の川俣工場で、導電性の衣類「着衣型ウェアラブル端末」の製造を計画しているミツフジ(京都府)は17日、セキュリティー関連システムの開発などを手掛けるTRIART(トライアート、福岡県)と業務提携することで合意したと発表した。

 ミツフジのウェアラブル製品で得られた心拍数などの健康状態に関する膨大なデータを、トライアートが開発した独自のシステムで効率よく安全に収集、蓄積、解析し、タブレット端末やスマートフォンで確認できるようにする。

 両社は、業務提携の最初の取り組みとして今月末までに、世界ボクシング協会(WBA)世界ミドル級チャンピオンの村田諒太選手を対象にした実証実験を始める。村田選手にウェアラブル製品を着てもらい、心拍数や脳波、筋電図などのデータを採取。体調やストレスなどを管理してオーバーワークを防ぐなど、効率的な練習に結びつける。

 実証実験の結果を踏まえて、両社は新年度以降にアスリート向けの「メンタルコンディショニングウェア(仮)」として市場に流通させる考えもあるとしている。

 ミツフジは、ウェアラブル製品をてんかん発作や睡眠時無呼吸症候群など医療分野での活用も視野に入れており、医療機器の認証に向け研究を重ねている。

 ミツフジの川俣工場は9月にも本格稼働する見通しだ。