高野山の沢水、純米大吟醸に 二本松・大七酒造で「注水の儀」

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沢水を仕込み水に加える佐藤さん

 二本松市の大七酒造(太田英晴社長)は17日、二本松藩主丹羽家を通じた縁がある高野山奥の院からくんだ沢水を仕込み水に加える「注水の儀」を同社酒蔵で行った。

 高野山別格本山三宝院の飛鷹全隆(ひだかぜんりゅう)住職が同社を訪れた。

 高野山は弘法大師(空海)が816(弘仁7)年に開山したとされ、2015(平成27)年には開創1200年記念大法会が開かれた。

 大七酒造は記念の日本酒の醸造を依頼され、11年1月から同様の形で記念酒を仕込んできた。記念酒の醸造を縁に、注水の儀を絶やさず受け継いでいくことになり、飛鷹住職と飛鷹全法副住職が訪れた。

 同日は祈とうの後、杜氏(とうじ)の佐藤孝信さんが純米大吟醸の仕込み水に、飛鷹住職が奥の院で行った「取水の儀」でくんだ沢水を少量加えた。完成は数年後の予定で、太田社長は「順調に発酵していいお酒になってもらえれば」と期待を寄せた。