2カ月連続「回復動き弱まり」 県内景気、日銀福島支店が概況

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 日銀福島支店が18日までに発表した昨年12月の県金融経済概況は、県内景気を「このところ回復の動きが弱まっている」とし、20カ月ぶりに引き下げた昨年12月の前回の景気判断を維持した。

 菅野浩之支店長は「全国的な景気拡大が県内の生産拡大に波及することを期待しているが、まだ明確に表れていない」と指摘した。

 項目別でみると、個人消費は乗用車の新車登録台数が前年を下回っているなど、持ち直しの動きが鈍化。公共投資や住宅投資は高水準にあるものの、復興需要のピークアウトで減少している。

 一方、雇用・所得環境は緩やかに回復。鉱工業生産はおおむね横ばいで推移している。

 先行きについて、菅野支店長は「東北地方の景気判断は上方修正されたが、県内は当面、回復力の弱い状況が続くとみられる。

 ただ、個人消費の持ち直しの動きは続いており、受注が好調な中小企業も増えてきている。春先や春以降の回復を待ちたい」とした。