「地中熱で融雪」販売強化 燃料・管工事の小林グループ

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融雪装置・ヒートパイプシステム

 福島県の県北地方で燃料販売や管工事などを手掛ける小林グループは、地中熱を活用した融雪装置「ヒートパイプシステム」の販売、施工を強化する。飯舘村の復興拠点施設「いいたて村の道の駅までい館」や移転開院した福島市の大原綜合病院の北側歩道に設置、降雪時の歩行者の安全確保につなげている。

 同グループで融雪装置の施工を請け負っているコバックス(福島市)によると、内部の作動液で熱を移動させる「ヒートパイプ」を埋設して地中熱で歩道を温めて雪を溶かす仕組みだ。

 融雪装置を使えば歩道の温度は10度ほどになり融雪に加え、凍結も防止できる。電気やガスを使っていないため維持費がかからず、メンテナンスも不要。新潟県や青森県では駅周辺の歩道やバス停などで取り入れられているものの、県内ではヒートパイプシステム自体が知られていないため設置が進んでいないという。

 「までい館」では駐車場から施設までの通路約30メートルに、大原綜合病院の北側歩道では約50メートルにわたって設置している。コバックスの安部直樹取締役部長は「エネルギーを使わないため環境にも優しく、外的要因で壊れない限り融雪できる。未来に残せる装置として広めていきたい」と話している。